PCからSpoonなどのスマホ配信アプリを行う機材と方法

2020/02/29

Spoon いしだぼチャンネル 音声編集 構築日記 声劇 動画編集

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最近Youtube等を視聴していると、広告にSpoonというアプリケーションについての広告がよく入ります。一昨年から私も使用していて、1年ほど休止した後にYoutubeチャンネルの周知のため復活しました。

Spoonはスマートフォンを使用して、ラジオのように自分の音声を発信するアプリケーションなのですが、基本的にはスマートフォンを使用してしかブロードキャスト出来ません。

しかし、必要なソフトウェアを使用すれば、一般的なWindowsPCを使用した配信も出来なくはないので、その方法について書いていきます。

この記事はスマホ配信アプリでのPCを使った配信を、「安く簡単に手順から機材まで知りたい!」という方へ向けた記事です。

この記事を呼んで、ぜひ配信を初めてみてください。

用意するもの

必須:

あるといいもの:

  • ミキサー
  • マイク

配信までの流れ

Androidエミュレータ BlueStacksリンクからBlueStacksをダウンロードします。


PCにBlueStacksをインストールします。
BlueStacksはWindowsOS上に仮想のAndroidOSを立ち上げて実行するソフトウェアです。
エミュレータ、という紹介がなされていることが多いですが、ホストマシンのハードウェアリソースを使用して機能を実現しているので、どちらかと言うとバーチャルマシンに近いでしょうか。


インストール終了後、BlueStacksを起動します。

Googleplay Storeを起動し、用意したGoogleアカウントでログインします。

Spoonを検索し、インストールします。
私の場合既にインストールしてあるので更新になっていますが、未インストール状態の場合インストールボタンが表示されます。

Spoonを起動します。


あとはPCの画面上で通常通りにSpoonのアプリで配信を行うだけです。

さて、ここまでは主題なのですが、
ここから下には配信を快適に行うための内容を記載していきます。

快適に配信できるPCは?

スマートフォン向けのOSとはいえ、Androidも本格的にマルチコアCPUで動作するOSですので、PCでの配信にはそれなりの性能が求められます。

可能であれば8GB以上のRAM、および4スレッド以上の処理が実行可能なミドルスペック以上のPCを使用しましょう。

価格帯としては8万円台〜 例えばこれらの製品と同程度のスペックがあれば快適に動作すると考えられます。


レノボのPC

PCは人により好みがあるので、ここに書いたものをあまり強くは勧めません。

実際配信を行ってみて、あまり快適に出来ないようなら購入を検討するぐらいで構わないかと思います。

用途に応じた入力機材

実際に配信を行っていると、それぞれ自分のスタイルでこんな配信がしたい!といった気持ちが湧いてくるかと思います。

例えば淡々と話す方、声真似をする方、弾き語りをする方もいれば、歌ったりする方もいらっしゃいます。

普通に話す分にはリスナー側の再生機器がそもそもスマートフォンなので、通常の安価なヘッドセットを使用すれば問題なく配信できます。

形から入らなくても、ファンとの繋がりを大事にする、もらったコメントを尊重することを十分に意識していれば、リスナーとして参加してくださる方は増えていきます。

とはいえ、配信の品質をあげることも趣味として楽しむ上では大事なことなので、ここからは周辺機器についてニーズ別に紹介していきます。

とりあえず手っ取り早く配信したい方

PCへの入力機器は入力さえ出来ればいいでしょう。
スカイプなどで会話に困らない程度の商品を購入して使えば、少なくともノートPCなどの内蔵マイクよりは良い声をリスナーの方々に届けられます。


ポイントとしては指向性の強いマイクを使用すること、またコンデンサマイクなどと比較して、音質はそれほど良くはないですが、その分雑音も拾いにくいという利点があります。

ファンも増えたしもっといい声を届けたい

少し凝った配信、例えば声質に合った音量調整や、録音した音声を編集してのキャスト投稿、編集時に使用する音質の良いヘッドフォンとミキサーを揃えたいのであれば、だんだんにこのような商品も候補に上がってきます。



この機材は私も一時期使用していましたが、マイクや編集ソフト、ヘッドフォン等が一式揃って、音声と楽器の入力がそれぞれ1chずつ有る安価なミキサーです。

安価と入っても性能は本格的なもので、コミュニティFMなどの制作会社では実際にこのシリーズを番組制作に使用している会社もあります。

オールインワンで本格的な環境を整えられるので、入門には最適です
ただしセットのマイクが拾う音の低音域が弱く、また若干硬質な音に聞こえる傾向があります。

リラックスできる放送を目指す方には若干不向きですので、マイクは別途購入をお勧めします。

別の利点としては小型で持ち運びに便利なので、私の場合近所のスタジオに行く際や、技術者交流会の音声録音を担当する際には便利に持ち運んで使用しています。

現在は音声収録にはほぼ使用していませんが、楽器の入力が有るので、エレキギターを繋いでヘッドフォンで聞いて練習する際にも便利です。

しっかりBGMやエフェクトを使いたい

こちらは現在私が使用している機材です。
Youtubeの動画配信者の中では定番となっているミキサーの一つで、動画配信に指向した機能が多く盛り込まれています。


付属のマイクはオーディオテクニカ製で、全帯域に対してバランスのいい音質です。
またこの価格帯の製品にしては非常に多機能です。
いくつか箇条書きにすると・・・
  • ソフトウェアでイコライザカーブを編集して本体に記録できる(一箇所)
  • エコーなどのエフェクトを記録できる(一箇所)
  • 携帯や音楽プレイヤーからのAFX入力
  • PCの出力とマイク入力を合成するループバックミキシング
等々

私が主に使用する機能でこのくらい、他にも出力端子が非常に多いので、使い方によっては様々な使い方が出来ます。
イコライザカーブやエフェクトを駆使すれば、付属のマイクの素性の良さも手伝ってASMRの作成も可能です

バイノーラル配信をしたい

最近流行っていますね、バイノーラル配信
私はやる予定はないのですが、過去に音声処理なんかもプログラミングして遊んでいた関係上、技術には興味が有るのでこの辺も機材を載せておきます。

ただしあくまで安価なものです、高品質なバイノーラル録音環境は高額のため、ここでは扱いません。



ここだけ2つです。
マイクが小型のマイクですので、接続するミキサーによってはアンプも必要になってくる可能性がありますが、とりあえずはいいでしょう。

バイノーラル配信をする場合、先程までに紹介したフォーカスライトや、AG03などのミキサーに加えて、ステレオマイクとダミーヘッドを組み合わせる必要があります。

ステレオマイクだけではただのステレオ配信になってしまうので注意が必要です。

バイノーラル録音とステレオ録音の違いは、左右のマイクに人間の頭部を伝わった音を外音と同時に拾わせることで、人間の聞いている音を再現しているかどうか、といった部分です。

ですのでバイノーラル配信を行う場合、この左右のマイクの間を伝達する音を擬似的に再現するダミーヘッドが必要になります。

最後に

以上がPCからSpoon配信を行う方法でしたが、同様の方法はツイキャス、nanaと言ったアプリケーションでも同様に行うことが出来る応用の幅が広い手順と機材です。
まぁツイキャスの場合はOBSとか使うほうが早いけど

Youtube動画の作成や配信活動を行う方が増えて、ノウハウの交換をどんどん行っていける環境を作っていきたいと思いますので、この記事が少しでもお役に立てれば嬉しく思います。

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