動画作成時の楽曲の探し方(Youtube以外でも使える楽曲編)

2020/06/02

Youtube 動画編集

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さて、前回はYouTube動画をメインに、使用する楽曲の探し方をご案内しました。

その中で、YouTube Audio Libraryの紹介をしましたが、当該のライブラリ音源は、
YouTube内で使用する動画にしか使用できません

しかし動画配信サイトはYouTubeだけではありませんから、複数のプラットフォームで使用できる楽曲を安全に見つけて使用できれば、YouTube以外の様々なサイトでも同じ内容の動画を公開することが出来ます。

そこで本日ご紹介するのが、クリエイティブ・コモンズライセンス楽曲検索サイト
dig ccMixter です。

このサイトには日々、クリエイティブ・コモンズライセンスによって、使用を許諾された楽曲が登録されています。

このサイトで公開されている楽曲には、大まかに2種類のライセンスが存在します。

一つは非商用に限り利用可能なCC-BY-NC、これは私の作成している台本でも使用しているライセンスです。 

もう一つが著作権表示をすれば商用利用可能なCC BYです。

Youtubeなどの動画配信サービスでは利益が発生する場合もあるため、インターネット上で公開する動画につける楽曲は、基本的にはCC BYの物を選択すると覚えておけば間違いありません

楽曲の探し方

まずはトップページから、Free Music for Commerical Projects の中にあるDig!ボタンを押しましょう。
これは、著作権表示さえすれば商用利用可能な楽曲を探すページを表示するボタンです。



このような検索画面が表示されるはずです。

青い再生ボタンを押せば楽曲のプレビューを聞くことが出来ます。

オレンジのダウンロードボタンで楽曲のMP3音源をダウンロードすることが出来ます。

ダウンロード左側のCopy to Clipbordボタンを押すことで、著作権表記をペースト出来るようになりますので、
ダウンロードする際にはこれをテキストファイルなどにメモしておくといいでしょう。


あとは楽曲を動画などに使用して、著作権表記をしっかり書けば、基本的にはどんな配信サービスでも楽曲を使用した動画を公開できます。
ただしくれぐれも著作者を貶める行為を目的とした使用、政治信条、宗教などの思想を広めるための動画には使わないようにしましょう。
これらはどんな場合でも違法です

余談

クリエイティブ・コモンズとはなんぞや

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(英語: Creative Commons license、略称: CC license)とは、
クリエイティブ・コモンズが定義する著作権のある著作物の配布を許可するパブリック・ライセンス(英語版)の一つである。
(wikipedia クリエイティブ・コモンズ・ライセンスより)

例えば文章を書いたとき、絵を描いたとき、プログラムを作ったとき、音楽を作ったとき、
およそ人間が何かを創造するという行為を行うと、創造されたものに対して創造者は著作権という権利を持つことになります

それはざっくり書けば、創造することの利益を創造者が独占的に得ることのできる権利なのですが、同時に人に寄って利益を何と捉えるか、国ごと、人ごとに基準が異なるので、とても複雑な上に実情と合った法律もなく、とても解釈の難しい権利です。

どういう権利が有効でどういう部分は他人が好きにしてよいのか、そういった内容を一つ一つ取り決めるのは、著作者側にとっても利用者側にとっても現実的ではありません。

そこで、ある意味実情と乖離したネガティプリスト的な法律という枠組みとは逆に、
実情側からどういうことが許諾できるのかというポジティブリスト的な枠組みとして整備が進んでいるのが、このクリエイティブ・コモンズライセンス、CCです。

要はフリーってこと?

これに関してはよく誤解のあることですが、フリー素材とクリエイティブ・コモンズは違います。
フリーというのは著者が著作権そのものを放棄しており、ありとあらゆる利用が可能となったコンテンツのことです。

クリエイティブ・コモンズ表示下のコンテンツは、著作権を放棄されたコンテンツではありません。
あくまで、ライセンス=許諾≒著者が許可出来る範囲内での利用が出来るコンテンツということです。
当然著者が許可できない部分や、そもそも著者を馬鹿にするために使うといった目的での仕様は不可能です。

この点が所謂フリーと異なります。

どんな制約があるの?

クリエイティブ・コモンズライセンスでは、この著者がどの程度の利用まで許せるのか?
という部分をいくつかのレベルを設けて設定することが出来ます。

一番ゆるいライセンスは、CC BYライセンス、著作権者の表示を、利用したコンテンツに明記さえすれば、自由に使うことが出来るライセンスです。
私の台本でも、いくつかの台本はこのライセンスで公開しています。

最も固いライセンスは、CC BY-NC-SA 二次創作に使った場合には、著作権社の表示はもちろん、非営利で使用すること、
そして必ず同じライセンスで公開することが求められます。

この二つのライセンスの間にもいくつも組み合わせがありますので、しっかりと確認をするといいでしょう。

さいごに

今回はより広範に色々なところで使える楽曲の探し方を紹介しました。

動画作成に関しては楽しく動画を作成して公開していても、他人の権利を侵害してしまっては回り回って自分にも禍が降り掛かります。
誰もが納得した、良い動画づくりが出来るよう、このようなサイトを利用してみてはいかがでしょうか。

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